育児

【不育症】私は、4回妊娠して3回の流産を経験しました。

こんにちは!みゆまむ@miyumam2525です。

いきなりびっくりするくらい暗いタイトルでごめんなさい。

今日はどうしても書き残しておきたいことがあるので、勇気を出して書くことにしてみました。

 

私の流産と出産記録です。

2回流産→不育症診断→アスピリン投与で無事出産→不育症検査異常なし→再度流産

辛い記憶が蘇って読みたくない、という方は是非そっと画面を閉じてくださいね。

こんな人もいるんだ…と参考程度に読んでいただけると嬉しいです。

また、同じように流産を繰り返して苦しんでいる人にも届くといいな。ひとりじゃないよと伝えたいです。

あくまでも、医学的知識のない一般人が自身の体験に基づき記録したものなので、医学的に間違っている点がある可能性があります。必ずお医者様にご相談してください。

流産1回目

子作り開始

私が29歳の時でした。

結婚式もハネムーンも終わり、お酒も飽きるほど飲んだので、子作りを開始しました。

2周期目くらいで妊娠がわかりました。

 

妊娠すれば、当然赤ちゃんがこの手に抱けると思っていた私たち夫婦。

初診

病院ではテンプレート通りの「15〜20%は初期流産の可能性があります」という先生の言葉も、軽く流して聞いていたように思います。

 

1回目の健診では、5週。胎嚢が確認できました。

次は1週間後、順調に成長していることを確認しました。ただ、週数に比べて小さいというようなことを言われた記憶があります。

3回目の診察

なんと、この診察で、小さく心拍が見えたのです。

でも先生は、通常の週数に比べると「ゆっくりめ」といい、胎嚢や胎芽も小さめでした。

私は楽観的だったので、きっと大丈夫、と思って病院をあとに。

この間にも、少しでもお腹の不調があると病院に駆け込んだ記憶があります。

少量の出血→初めての流産へ

茶色いオリモノがありました。

それほど気にせずに、でも心配だからという夫を無視するわけにもいかないので、病院に行きました。

心拍が止まっていました。

一度確認された心拍が止まっていて、再び動き出すことはありません。

初めての妊娠で浮かれていた私たち夫婦にとっては、とても辛い現実でした。

 

流産2回目〜不育症検査1回目

流産後、2回ほど生理を待って、再び子作り再開。

1度目の流産では、すごく悲しかったけれど、多くの人に起こりうること、と言い聞かせて無理やり前を向くことにしました。

 

しかし、現実は残酷でした。

また、同じように、流産してしまったのです。

 

母子手帳をもらうことなく、我が子とお別れしないといけないなんて。

しかもそれが2回も続くなんて。

↓当時の日記の一部です。

私の何かが悪いのかもしれない。それでもあなたに会いたい私たちを許してください。

体調悪いのだって、大好きなお酒も、食べ物も、いくらでも我慢できるから、お願いだから。

少しの間でも私たちのところにきてくれてありがとう

不育症の検査

さすがに2回も流産が続くのはただの偶然じゃないと考え、不育症専門外来がある病院へいくことにしました。

そこで不育症の検査をしてもらいました。

不育症とは

妊娠はするけれども、流産、死産や新生児死亡などを繰り返して結果的に子供を持てない場合、不育症と呼びます。

Fuiku-Labo HP 「不育症とは」引用)

検査をした結果、血が固まりやすい数値が少しだけ正常範囲を超えていることがわかりました。

そこで、不育症治療で一般的なアスピリンを毎日飲むことになったのです。

 

あくまで、完全に異常と判断できるわけでもないし、これが原因とも特定できないけれども、飲んで試してみることはできる

といった主旨で先生はお話してくれました。

 

そもそも、流産の8割の原因が胎児側の染色体異常なので、アスピリンを飲んだところで次回も流産しないとは言い切れないのです。

それでも、何もしないよりはマシ、と思い、アスピリンを飲んで妊娠に挑むことになりました。

出産1回目(現在の娘)

3度目の待望の妊娠

不育症の検査で血が固まりやすい数値が出ていると診断された私は、アスピリンという血をサラサラにする薬を飲みながら

再び妊娠することができました。

今度こそは、という思いが本当に強かったです。

「三度目の正直」と

「二度あることは三度ある」という言葉が

何度もなんども頭を交差する妊娠初期でした。

すべてが順調な妊娠期間

思い返せば、2回流産した時と比べて、健診で心配なことを言われたことは一度もなく、週数通りに順調に育つ胎児を見て

ようやく出産できるかも…と思い始めました。

 

しかし、本当に最後まで不安はぬぐえませんでした。

アスピリンが唯一のお守りで、1日もかかすことなく、正産期直前まで服用していました。

妊娠の記録をつけることも怖くて、エコー写真アルバムも初期の頃はコメントがありません。

 

いついなくなってしまうかわからない小さな命を必死に守りました。

夫もかなり慎重になっていたので、過剰なくらいに優しく接してくれていました。

無事出産

そうこうして、ようやく出産。

かなり壮絶なお産でしたが、無事に生まれてきてくれて、本当に感謝しています。

 

出産については、またどこかで記事にできたらいいなと思っています。

また、流産を2回繰り返していると、ハイリスク妊婦とみなされることもあり、周産期母子センターである病院を選びました。

何かあってもココなら大丈夫、と思えるような施設と医師看護師の体制がしっかりした病院でした。

2人目のために、2回目の不育症検査

2人目を考える

少なくとも2人は子どもが欲しい、娘に弟か妹をつくってあげたい、また赤ちゃんを抱っこしたい

という気持ちから、自然と2人目のことを考えるようになったころ

もう悲しい思いはしたくない、と思って再度不育症の検査を受けに行きました。

2回目の検査結果は…

そこでは、なんとすべての数値で異常なし。

このまま妊娠しても問題ないでしょうとのことでした。

 

お守り代わりに、アスピリン飲んでいてもいいけどね・・とぼそっと言った先生の声が今では耳から離れません。

ただ、当時は、数値が問題ないのであれば大丈夫だろうと、特に薬を飲まずに妊娠に挑むことになりました。

流産3回目

なかなかできなかった2人目

弟か妹をつくるなら、2歳差がいいねと話していた私たち。

ちょうど2歳差になるその月から、排卵検査薬も準備して、子作りを再開しました。

ところが今度は全然当たらない笑

3回の妊娠は、割とテンポよくできていたので少し焦りました。

ようやく、妊娠へ

半年ほど続けたところで、次だめだったら検査してみようか・・と思いながらも、ようやく妊娠検査薬が陽性に。

喜びました。

私より、夫が一番喜んでいたと思います。

とりあえず早いけど5週で、子宮外妊娠ではないか、ちゃんと胎嚢が見えるかを確認しに病院へ行きました。

 

無事、胎嚢が見えました。

次は6週、胎芽が見えるか確認です。

本当、次から次へとクリアしなければならない関門があって、その度にドキドキしていました。

忍び寄る不穏な空気・・・

6週になるかならないかの頃、茶色いオリモノが続きました。

妊娠初期にはよくあることだし、鮮血でなければ血は古いものなので、そんなに焦らずに少し安静にして過ごしました。

 

でも茶オリが2日続いた夜。

トイレに行くと、真っ赤な血が…

あぁ、まただめなんだ…と直感しました。

夜中でしたが娘を義両親に見ていてもらい、救急病院へ急ぎました。

切迫流産から稽留流産へ

検査してもらうと、やはり胎嚢の成長スピードが遅いのと、見えるはずの胎芽が見えない。

現時点ではなんとも言えないが、切迫流産と診断されました。(前回の状態を診ていないので、流産と確定はできないそう)

 

出血は増えるばかり。次の日、最初に診てもらった病院にいって、「稽留流産」と診断されました。

先生はできる限りの優しい言葉を使って説明してくれましたが、

うん、全部知ってるよ…という思いでいっぱいでした。

 

過去2回の流産とほぼ同じ経過をたどることになってしまいました。

ここである疑念が頭の中に湧いてきました。

今回もアスピリンを飲めばよかったのではないか

そう、今回も娘を出産した時同様に、アスピリンを服用すればよかったのではないかということです。

“たられば”の話をしても仕方がないことはわかっています。

でも、もしかしたら…

 

そうだったとすると、私のせいで、私の過ちで、私の身体のせいで、抱けるかもしれなかった命が消えてしまったのです。

 

ごめんなさい。

 

ごめんなさい。

 

ごめんなさいという思いは、今もぬぐえません。

身近な人が流産した時に、どう接すれば良いか

もし、身近な人が流産してしまったら・・どんな言葉をかけてあげるのが良いでしょうか。

私自身、嬉しかった言葉・嫌だった言葉を紹介します。

 嫌だった言葉

「(妊娠を)知るのが早すぎたんじゃない?」by実母

「まだ(上の子が)お姉ちゃんになりたくないってことかな」by実母

「また次頑張ればいいよ」

嬉しかった言葉

「みゆまむちゃんの体調は大丈夫?」

「とにかくゆっくり休んでね」

「誰のせいでもないけど、悲しいね」

 

ただただ、悲しんでくれる・私の体調を心配してくれる言葉は本当にありがたかったです。

流産してしまったお母さんは心身ともにボロボロです。

旦那さんは、できる限りサポートしてあげてほしいです。

そばにいて、一緒に悲しんで一緒に泣いてください。

 

初めての流産をした時に、夫の涙を初めて見ました。

声を押し殺して泣いていました。

私だけが悲しいと思っていたけど、そうじゃなかった。夫も同じくらい悲しいんだ、と思えました。

一緒にたくさん泣くことで、2人でまた前を向く準備ができたと思います。

 

起きてほしくないことではありますが、もし身近で起こってしまった時に参考にしてみてくださいね。

妊娠しても、当たり前に出産できるわけではない

妊娠したことがある女性なら、必ず聞いたことがあると思います。

「15%〜20%の確率で、流産することがある」

という言葉。

私たちもこうなるまでは、妊娠したら当たり前に出産できると思っていました。

周りの友達も、皆、妊娠したら普通に出産している。

 

でもそうじゃない人もいます。

どうか、出産できる奇跡を忘れないでほしいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。